看護師を目指す皆さんへ、校長、副校長からご挨拶
本校は平成元年に開校し、現在まで1,313 名の卒業生を送りだしています(令和5 年3 月現在)。教育方針は『地域医療の健康増進・社会福祉の担い手の育成』と『個人においては人間性を培うこと』であり、創立以来一貫しています。この教育方針のもと、地域に根付いた看護教育が実践されています。
高齢化社会を迎えた今、住み慣れた地域の中での生活を望む高齢者が増加し、地域における医療連携の重要性が指摘されています。また近年行われた看護教育のカリキュラム改定では地域包括ケアシステムの中で活躍できる看護師の育成が目標となっています。本校では「近隣団地に居住する独居高齢者宅への定期訪問」や「地域住民が避難者役を務める避難所設営・運営訓練」といった地域社会と連携した教育を実践し、その取り組みは高い評価を得ています。
本校には社会人を経験してから看護師を志す学生も多く在籍しており、幅広い年代の学生と共に学べることができ、豊かな人間性の形成に役立っています。また、小人数のグループ指導体制によるきめ細かい指導を行っており、その成果は看護師国家試験の高い合格率に表れています。令和2、3、4 年度においては全員合格をはたすことができました。これらは現場における教職員の熱心な指導と学生たちの努力の賜物と考えています。
よき伝統として次の時代にも引き継がれるよう努力してまいります。